元新聞記者の93歳男性に年金インタビューをしました。
今回の年金インタビュー
元新聞記者 93歳 男性
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元新聞記者 93歳 男性
元新聞記者 93歳の男性へのインタビューをご覧いただきましたが、皆様いかがでしたでしょうか?
昔から文章を書くのが得意で、現役引退後は詩を書く事を趣味として、今でも続けている との事でした。
健康でいるのはもちろん大切な事なのですが、
「健康だけでは毎日が持たないので 知的な趣味を持った方が良い」
という言葉は、改めて老後の生活を充実させるためにも必要だと思いましたし、この方のように1人で黙々と取り組めるような作品として形に残せる趣味を持つのはとても良いなと感じました。
年金については、年間約270万円との事で、月額だと20万円を超えるので、私は高額受給者だと思ったのですが、本人としては、年金がABCの3クラスあるとしたら、一番下のCクラスの真ん中くらいの受給額だと思っているようでした。
年金額についてを話していて、現在の平均年金受給額を伝えても、そんなに少ない訳ないでしょう といった反応でしたので、年齢によって年金額についての認識に違いがありそうだな と思いました。
奥様については、現在91歳で認知症があり、3ヶ月毎に違う病院へと転院を繰り返しながらの生活が今も5~6年続いていて、医療費はご自身の通院費と合わせて、2人で2ヶ月約10万円との事でした。
思った以上に安いんだなぁ と感じたのですが、認知症の入院では公的な医療保険が適用されて、高額療養費制度を利用する事ができるし、世帯合算により さらに軽減される仕組みがあるので、医療費がずいぶん押さえられるのだと思いました。
高額療養費制度とは、1ヶ月あたりの医療費が一定の金額を超えた時に、その超えた金額が公的医療保険から支給される制度の事で、自己負担限度額は年齢や所得によって異なります。また、差額ベッド代などは制度の対象になりませんのでご注意ください。
そして認知症での入院は、主に認知症専門の精神科のある病院が受け入れているようですが、短期間の入院が前提で、長期の療養を前提とするものではないので、この方の奥様のように、3ヶ月毎に転院をするような、いわゆる “たらい回し” の状態の高齢患者も多くいるようです。
なぜ3ヶ月毎に転院するような状態になるのかと言うと、3ヶ月以上長期に入院すればするほど、医療機関の利益が減少するように、診療報酬が定められているようでして、そこで病院側としては、収益の減少を避けるために、3ヶ月毎に転院を勧める事があるようです。
医療機関も経営をしていくにあたって、収益を重視するのは理解できるのですが、このようなたらい回しになってしまう状況というのは
患者やその家族にとって負担となりますし、何かもっと良い方法はないのかな と思いました。
皆さんはどう感じましたでしょうか?